
SICF11
こんにちは。ご無沙汰ですが元気にやっていますよ。
さてさて、珍しくずっと快晴続きだった2010年GW最後の日。
青山スパイラルでやってたSICF11というアートイベントに行ってまいりました。
SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)は、
スパイラルが次代のカルチャーを担う若手クリエーターの発掘と支援を目的に
2000年にスタートしました…(くわしくはこちらのサイトを。)
というわけで、様々なジャンルの方々が、小さなブースの中で思い思いの自由な創作を展示しておりまして。これがなかなか興味深い。
日々悶々と企画地獄にさいなまれる中で、「お題」とか「答え」を追求しがちな広告業務。もちろんそれが仕事なんだけれども、こうして個人の意志の赴くままに、好きなこと、表現したいことをこつこつ地道な作業の果てに生み出された作品のシャワーを浴びるにつけ、いいインスピレーションをたくさんいただいたのでした。
でも、ほんと、面白かったのは、
普通アート作品ともなると、鑑賞者は作品を前にしてただひたすら五感を研ぎ澄まし、感じるがままにその作品を受け止めていくのが常なのだけど、このイベントには、作者がそばにいて「この作品はですねー…」と意図や創作プロセスを丁寧に語ってくれるのです。
いい意味では、もっとも的確なキュレーターのいるアート展、悪い意味では、すぐに種明かしをされてしまうインスタントな手品のようで、なんだかゆるゆるな気分に。
でも、ちょうどよかったかも。
今年に入ってから尋常な忙しさで肉体的にも精神的にも休む間もなく日々が流れ(いつもか)、奇跡的にゲットしたGWの5連休。カラダとココロの休息がおもな休みの過ごし方となり。答えのない創作物と正面から向き合うまでの感性の体力が戻ってなかった。だから、適度に解説のある種明かしつきアートは自分のコンディション的にはちょうどよかった。
ただ、やはり、どうしても、作品の意図を聞くのは失礼な気がしたので、作品の創作プロセスだけを聞いて回った。
「作業時間」「発想の起点」「モチーフやコラージュのリファレンス」「最初からゴールイメージってあるの?」「途中で変更したりとか?」などなど、美大生を目指す高校生のような素人質問をあえて連発してきた(笑)。
でも、みなさんこころよく答えてくれて。これがまたみんな興味深くて大変参考になった。
んで、お目当ては友達のあっこちゃんのドレスの展示で、それはそれはすばらしい出来。手裏剣の形を素材にしているアイデアも、なかなか男の子ぽい(笑)、けど、それでいて繊細なドレスになってました。
あと、とても興味深かったのはアート展なのに「企画展示」で採用された久保伸太郎さん。フリーターながら、なかなか面白いアイデアを持っていて、しかも思いつくだけでなく、ちゃんと実行に移しているところがすばらしい。
展示されたアイデアは、こちら。
なんとなく僕ら広告屋に近い発想の企画。日常の中に、ささやかだけど微笑ましい「さざ波」を起こすこと。ちょっとした驚きや注目を一瞬だけ集める活動。そんなところ。
感心したというとエラそうで申し訳ないんだけど、でも、フラットな意味で、ほんと感心した。ありきたりの日常をただなんとなくすごすのでなく、日常の間にある際とか、日常の裏とか、奥とか、ちょっと視点を外したり想像力・妄想力をかき立てることでうまれるささやかな物語や、新しい現実。
そこにあるアイデアこそ、ひとの注目と共感を同時に引き起こすコンテンツとしての力をもっていて彼はそれを実践していた。彼のブログ「ろくすっぽ現代」にもなかなかかわいらしいショートストーリーやエッセイがちりばめられていて、読んでいて楽しい。
うーん。
反省。自分は、日常に追われすぎ。。。
とかなんとかGW最終日。まっぴるまっから表参道でビールなども飲み。最高の一日でした。
明日から怒濤の日常がやってくる。








